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地球外文献

Professor エディ・T.・渡邉Director of Cosmic Brotherhood Center and Universe Research Academy宛に1957年から1962年に金星の権威者から送られてきた文献を紹介する

53.生と死    Monka:受信日時不詳

わが兄弟姉妹たちよ、この宇宙というものの中には数種の力が存在することに気づかなければなりません。
いろいろな属性、例えばいわゆる創造物の中に透過する光線のようなものがあります。
もし、われわれの目をその波長に合わせ得るならば、多種多様な色のあることがわかるし、われわれやすべての物質の周囲にあるエーテルというものを突進する多数の輻射エネルギーのビームにも気づくでしょう。
当然のことながら、これらのエネルギー・ビームには源泉があります。
われわれの限定された概念の範囲内ではこれを“無限”と呼んでいます。
われわれの側で、もしこの言葉の本当の意味をつかめたとしますと、この“無限”の中に“神の意識”なるものがあるのだということを悟るに違いありません。
これらのエネルギー・ビームは“思索”の白熱した場から放射し、すべての空間というものの中に発散して、すべての物質粒子に衝突し、それらの粒子に“振動”および“生命”の形態を分け与えます。
わが兄弟姉妹よ、生命の本質は“神の思索”なのですよ。
この思索がいろいろな形の物質に作用するとき、運動を生じ、その運動がまたいわゆる活動、つまり生気を作りだすのです。
原子は核を中心に運行を始め、分子は物質に新しい“神の表現形式”を実現するために、結合と再結合を繰り返します。
物質が宇宙の中に放散されている微妙な影響にもっと敏感になったとき、天賦の才が与えられ、間もなく“物質の感覚”として知られる属性となります。
 それから間もなく、われわれは物理的な物質の最高密度として知られているものを発見します。
それは鉱物でありまして、生命として知られているもののパルスとともに移動し、反応し,振動する新しく発見した活動でゆらいでいるのです。
これら鉱物の中に含まれる意識は興奮し、目覚め、そして思索自身は外に向って突進し、他の思索や、他の形式や、放射物と衝突します。
そして生命のない鉱物はゆっくりと自覚を獲得するのです。
生命は突如として新しい意味をもってきます。
そして、いわゆる進化の第一段階に達するのであります。
 生命のない鉱物でも思索を送れば自覚のある生命をもつようになります。
自覚の引金になる最初の思索はそれを何回も何回も送り、新しく発見された自覚の経験を味わうことであります。
だから鉱物というものも進化するのです。
 それは今や植物というものになります。
それからは蔓がでて植物が地下の経験をするため土の中にのびるだけでなく、上空から放射する素晴らしい放射線の経験をするために若芽を上の方にものばします。
そして、わが兄弟姉妹よ、より未開発の人からみれば、進化の奇蹟と呼んでもよいようなものを目撃しました。
なぜなら、今や生命のない鉱物ではなくて、生命のある植物を見ているからです。
生命のない鉱物のやれなかったことを成就できる運動と生命に関することを見ているからです。
また、それ自身を広げ、生長という過程を通り、より大きくなり、その下より養い、上より流れでて、それにエネルギーと生命を与える放射線につねに全体を露出していることを見ているからです。
 それですから、植物や進化を通して、意識の形は拡大し、生長します。
最初の頃、かれらは単に小さな苔や地衣の形にすぎませんでした。
かれらは草木を通って、灌木へ、それから高い木へと進化しました。
かれらは樹木と呼ばれるものになりました。
樹木、それは上へ上へと延び、つねに創造の自然法則に従って、つねに成長し、かれらの存在の源泉により近づこうと試みています。
それは腕を上に伸ばし、上からなおも流れてくる神の放射を受けようとしています。
 それから突如として、もう一つの変移が行われます。
なぜなら植物界として知られている進化の間に、一つの変移が行われるからです。
われわれは緑のものの成長において、その物質が発散されるのを見ます。
それは、ガスの結合として知られています。
しかし、皆さん、ガスはまた意識でもあることを想起して下さい。
 さてそこで、この植物界を離れて新しい環境に解放される意識の稀薄な形が、大気として知られています。
そして、今後は光の放射エネルギー自身によって駆動され、どんどん上へ広がり、分子つまりガスの粒子はより多くの推進力を受け、さらに大きな運動と自覚を受けるために外へ外へと広がります。
また、これらの粒子は神の意志に従って、宇宙空間を通って、その中で最も進化のできる媒質を横切り、やがてかれらの意識がある点に到達するため成長するのです。
すると、ガス分子がエーテルの中で雲になるのを発見します。
そして、これらの雲自身は既知の法則に従って他の属性に変り始め、かれらは今度は新しい物質の創造となります。
 わが兄弟姉妹よ、そして今一つの新経験をする準備としての意識自覚の点まで進化が到達したのです。
そしてそれ故に、啓蒙の神の源泉から強大なエネルギー放射がエーテルを通して到来し、質量とエネルギーとが再結合されます。
 そして、今やわれわれには生命ある物質として知られているものが与えられます。
それは、わが兄弟姉妹よ、新しい意識の始まりです。
それは“神の時間表”に従って、これら最新の振動から生れたばかりのものです。
“人類”ができたのです。
“人類”の自然の生息地である所の空間のビロードに抱かれた幼児です。
わが兄弟姉妹よ、なぜなら人類は陸上動物ではないのです。
人類はエーテルの動物です。
なぜなら、エーテルは人類の本質だからです。
人類はただ、大宇宙のかなたから、つねにかれを招き入れようとする生活をかれの意識が拒否するときのみ地上に存在するのです。
 そして今、兄弟よ、人類が拒否するゆえに、偉大な存在物は本来の思索の雲の中に形を示すのです。
この偉大なものはゆっくりと物質化します。
かれは純白の軟らかく垂れた衣装に身を包み、見るもまばゆい気高い姿になって遠くに現われます。
かれは手を振り、ゆっくりと、しかししっかりと歩き始めます。
かれは時間の廊下を通り、数百万の星で敷きつめられた街道を歩きます。
かれは空間を通り、時間を通ってかれの創造物を見るためにやってくるのです。
かれは、その本質が愛であり、思索であり、考察であり、大きな慈悲心である所の偉大な存在物です。
かれがその手を伸ばせば、一大平和が解放されます。
それはかれの指から流れでてきます。
それはかれの目から強烈な広がりをもって輝きます。
それはそれ自身を包み、神の存在を受けいれない迷える者たちを融和させます。
しかもこれらの力はけっして暴力や、怒りや、憎悪などの考えから発したものではありません。
これらは純粋の愛や最大の温情からでたものであります。
恐怖で心がおののいている者も、大きな愛と美の洪水を受けます。
真理というものを認めなかった者たちの真只中に新しい目覚めの暁がやってきます。
なぜならこの偉大な者は今や自身の表象を新しい創造につくり上げ、かれはこの新しい形の実体を宇宙の多くの場所にある全部の生息可能地域に分配します。
そして宇宙の意味に新しい言葉を導入しました。
それを支配者と呼びます。
そして支配者たちは大きな喜びと愛をもって、かれらの父の創造物に臨みます。
そして、かれらの実体そのものも直接出ていって、かれらの委託物や、子供や、自分の発展したものたちと通信し、地平線上に新しい曙が現われます。
 わたくしはとうとう死について説明しませんでした。
なぜなら、わが兄弟姉妹よ、すべての真理の中に死はないのです。
ただ、つねに上に向って次第に螺旋状に登ってゆく意識だけがあるのです。
それは広げた腕と心で源泉の実体と相互作用をするのです。
 わが兄弟姉妹よ、わたくしはこの問題について皆さんの存在にふれ、大きな愛と大きな感覚をもって新しい理解を齎らしたと思ってお話しました。
今や離れてゆき、あなた方の実体から去ってゆきます。

【訳者注】この文の表題「生と死」は訳者が勝手につけたものではありません。
多分Monkaさん自身が冒頭にのべたものでしょう。
しかし、現世の議論とあまりにもかけ離れているので、始めての方には何のことかお分かりにならないでしょう。
とくにサイ科学の知識と天地創造が創造主によってなされたと仮定しないと、辻褄が合わないでしょう。
その上、「生と死」と題しておきながら、死についてほとんど語らないのみか、そんなものはない、と否定するにいたっては人の意表をつくものといわなければなりません。
また、訳は原文に忠実でありたいと心がけたため、少しくどいようでしたが、兄弟姉妹よ、との呼びかけは省略しませんでした。
金星人はすべての惑星上の人類が、ただお一方の創造主からわかれたものと考えておりますので、男性に対してはブラザー、女性に対してはシスターと呼ぶ習慣です。(S)


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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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